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理事長からのあいさつ

アンカー 1

「エコロジカル・デモクラシー」という新しい価値、方法、世界を実現するために

 HPへのご訪問、ありがとうございます。


 私たちは、自然と社会は強く結び合いながら進化できること、人々は場所との関係を取り戻せること、こうして実現される世界には人々の笑顔があふれるだろうこと、これらを信じ、実践するために、エコロジカル・デモクラシー財団を設立しました。
自然環境/生態系が攪乱され人間と切り離されてゆく時代、自己責任の一言で喜怒哀楽すら共有することができなくなった社会ですが、これに抗する無数のアイディア豊かな、自然、まちづくり、共生、社会問題などに関わる活動と実践が、繰り広げられているのもまた事実です。私たちはこのような小さいけれど、無数にそこここにある活動こそ、世界が新たな道を進んでゆくための希望だと考えています。だから希望はたくさんあるのです。
 ただそれら多くの活動や実践は、ほとんどが小さく弱く、一つひとつではなかなかオルタナティブな道を指していることを感じ取ることが難しい。エコロジカル・デモクラシー財団は、これらの無数にある、小さな、地域に根付いた活動と実践を、エコロジカル・デモクラシーという新たな価値で束ねたいと思います。そして新しい自然と社会の関係のもつ楽しさと豊かさを多くの人と共有し、その実現のための大きな潮流を作り出したいと考えています。
 この度のエコロジカル・デモクラシー財団設立にあたりましては、財団設立呼びかけ人をお引き受け下さいました110名の方々、大切な助言をいただいた方々、多くの方に応援していただきました。ご期待に沿うべく、財団メンバー一同、一生懸命私たちの使命を果たしてゆく所存です。またこれから出会う未来の仲間の皆さま、お会いでき一緒にエコロジカル・デモクラシーについて話し、行動し、そして新たな世界を実現してゆけることを、心から楽しみにしています。
まだまだ発足したばかりのよちよち歩きの財団ですが、皆さま、よろしくご指導ご鞭撻賜りますようお願いいたします。

代表理事 土肥真人

東京工業大学環境・社会理工学院建築学系准教授。京都大学博士(農学, 1993)。1961年生まれ。京都大学農学研究科修了し、カリフォルニア大学バークレー校環境デザイン学客員研究員、ミラノ工科大学建築学客員研究員、1996年から現職。
主な著書に「まちづくりの方法と技術~コミュニティ・デザイン・プライマー」(1997年 現代企画室)、「環境と都市のデザイン」(2004年 学芸出版社)など。訳書に「エコロジカル・デモクラシー」(2018年4月出版 鹿島出版社)。

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